
「約束のネバーランド」にみる戦略の大切さと面白さ
週刊少年ジャンプで連載中の人気マンガ「約束のネバーランド」。
筆者も知り合いから「すごく面白いですおススメです!」と紹介されたのをきっかけに第1巻を読んでみたらあっという間にハマってしまい、今では電子版で全巻読破するまでになりました。
【注:以下の内容は「約束のネバーランド」コミックス第1巻についての内容を含みます。】
本作品は孤児の子供たちが衣食住を共にする「ハウス」を舞台に話が始まります。
子供たちが孤児院だったと思っていたハウスは、実は鬼と呼ばれる生き物によって運営されていた人間の養殖場。子供たちは成長すると鬼の食料になる運命が待ちうけており、それに気づいた主人公のエマたちが仲間たちと一緒にハウスからの脱出を計画する…というストーリーです。
第1巻で印象的なキーワードは「戦略」。
ハウスでは子供たちが鬼ごっこをして遊ぶ様子がたびたび描かれます。
エマは、自分と比べて体力的に優っていると思っている同い年の友だちノーマンに、鬼ごっこで勝つことができません。なぜ勝てないのかと悩むエマに、もう一人の友だちであるレイが「ノーマンにあってエマにないものは戦略だ」と指摘します。
「確かに単純な身体能力ならエマの方が上だろう。
でもノーマンはココ(頭)が強い。ハンパない。
そしてこれは鬼ごっこ。まさに戦略を競う遊びなんだよ。
標的がどう動くか。『鬼』がどう攻めてくるか。
状況を観察・分析し 常に敵の手を読んで利用する思考が必要になってくる。
身体をフルに使ったチェスみたいなものだ」
レイ
この「戦略」というキーワードは、この後ハウスからの脱出を計画する上で重要なポイントになります。
どうやってハウスから脱出するか。いかにしてママ(ハウスの管理者)を出し抜いて計画を進めるかなど、随所に戦略的な要素が描かれます。
戦略は現実世界でも大切
私たちが生きている現実の世界でも、年齢に限らず誰もが戦略をもって生活している場合があると思います。
学生であればいかに学生生活を充実させながら勉強や部活のレベルを上げるか。
社会人ならどうやって自分のスキルアップをしたり、会社の業績を上げるかなど。戦略は私たちの生活に欠かせないもののひとつとして考える必要があると思います。
「約束のネバーランド」で描かれる戦略は、そのまま私たちの生活に活かせるものばかりではないかもしれません。しかしその考え方や機転の効かせ方には、学べることが多いのではと感じています。
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