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読書エッセイ
ラルフ・ワルド・エマーソン

羨望は無知であり、模倣は自殺である

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ラルフ・ワルド・エマーソン

アメリカの哲学者、ラルフ・ワルド・エマーソンの言葉に以下のようなものがあります。

羨望は無知であり、模倣は自殺である。

よかれあしかれ自分自身をおのれの天命だと思わねばならない。

広い宇宙にたとえ福が満ちているとしても、わが身に与えられたつとめとして耕さねばならない狭い土地で、みずから苦労して働かなければならい。

さもないと、おのれを養ってくれる穀物はただの一粒たりとも手に入らないのだ。

(エマソン)

「隣の芝生は青く見える」のたとえがあるように、時には他人の幸せや活躍が眩しく羨ましいと感じることがあるかもしれません。

とはいえいくら羨ましがってもそれだけで自分の現状が変わるわけでもなければ他人との立場が入れ替わるわけでもない。

他人の活躍に刺激を受けて発奮し、それをもってモチベーションを高めたり行動に移したりといったことであれば健全だと思いますが、ただ漠然と憧れに浸ったとしても何も変わらないのは、よくよく考えると気づけることです。

「自分が置かれた状況には何か意味があって、これに向き合うことがそもそも大切なのだ」と思えるようになりたいですね。

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